世界大百科事典(旧版)内の栗林荘の言及
【庭園】より
…18世紀初期,柳沢吉保がつくった江戸の六義園(りくぎえん)は,和歌趣味にあふれた,明るい庭として有名であり,岡山の茶屋屋敷の庭(現在,岡山後楽園という)も芝生を主とした庭である。四国の高松にある栗林荘(りつりんそう)もやはり大名の別荘である(栗林公園)。この栗林荘を造営した松平氏が水戸の徳川家を継いだとき,同家の後楽園(江戸)を当世風に大改造し中国風をやわらげたのも,この時代すなわち18世紀初期のころであった。…
※「栗林荘」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」