桑原秀策(読み)くわはらしゅうさく

世界大百科事典(旧版)内の桑原秀策の言及

【本因坊】より

…14世秀和は悲運の人である。その実力は優に名人の資格があったが,跡目と定めた桑原秀策(1829‐62)に先立たれ,幕府瓦解のときにあたって名人につくこともできず,維新後,家禄を返上して貧窮のうちに世を去った。若死した秀策はかえって,打ち盛りの年代に黒番必勝の自負をもって思う存分の活躍をし,今日まで生き残った〈秀策流〉布石の創始者たる名誉を受け,幕末の衰退を知らないですんだのは幸せであったというべきであろう。…

※「桑原秀策」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む