桜島ダイコン(読み)さくらじまだいこん

世界大百科事典(旧版)内の桜島ダイコンの言及

【桜島】より

…緩斜面では,ミカン,ビワなどが栽培されるが,火山灰による被害をうけやすいため,鹿児島市の近郊農業として野菜のビニルハウス栽培も盛んとなっている。火山灰土壌を利用してつくられる桜島ダイコンは,大きいものは重さ40kg以上にもなり,島の特産物として漬物に加工されている。鹿児島港と桜島港(桜島町袴腰)はフェリーで結ばれ,桜島の観光や島から鹿児島市街地への通勤・通学に利用されるほか,薩摩半島と大隅半島を結ぶ交通の要路ともなっている。…

【ダイコン(大根)】より


[形状,品種]
 根形には丸形,円筒形,紡錘形,くさび形,棒状形およびそれら各種の変形があり,葉形はへら形でほとんど欠刻のないものから,羽状で深く切れ込むものなど多様である。また根の大きさは,桜島ダイコンのような20kgにもなる巨大なものからハツカダイコンのように極小のものまであり,長さも守口ダイコンのように細くて長さが1m以上にもなるものまである。根色は白が一般的であるが,赤,緑,黒などがあり,さらに部分的に色の異なるものや,外皮と内部とで色の異なるものなど変化に富んでいる。…

※「桜島ダイコン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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