世界大百科事典(旧版)内の桟瓦葺きの言及
【屋根】より
…瓦屋根は,それ自体は,不燃性材料であるが,瓦の隙間から火の粉を呼び込み下地材が燃える可能性がある。この点では,昔のように葺き土を下地材としている瓦葺きのほうが防火性が高く,近年の,いわゆる桟瓦葺きで,下地が可燃性のものは望ましくない。 葺き土を使った瓦葺きの問題点は屋根の重量が重くなり,そのため小屋組みやそれを支持する柱,梁も太くしなければならず,結果的に費用が高くなることである。…
※「桟瓦葺き」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」