世界大百科事典(旧版)内の梅関の言及
【菅井梅関】より
…江戸後期の文人画家。仙台の人。名は岳。通称岳輔,初号東斎,諱(いみな)は知則。若いころより絵を好み,根本常南に元画風山水の手ほどきを受ける。江戸に出て谷文晁に学ぶが,そのもとを去って京坂に遊ぶ。たまたま清人江稼圃(こうかほ)の絵にひかれ,長崎へ赴いてその画法を学び,力強い山水画を得意とした。長崎にとどまること10年,やがて大坂に帰り,頼山陽,篠崎小竹はじめ多くの文人と交遊する。また江稼圃の弟芸閤とも親交があった。…
※「梅関」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」