棒てんぷ(読み)ぼうてんぷ

世界大百科事典(旧版)内の棒てんぷの言及

【脱進機】より

…脱進機はできるだけ振動体の周期性を損なわないよう効果的に力を与えることが必要である。初期の機械時計には図aのような冠型がんぎ車とこれとかみ合って往復運動をする棒てんぷで構成されるバージ脱進機が用いられた。棒てんぷの軸には互いに約90度をなす2個の凸起がある。…

【てんぷ】より

…水晶時計が出現するまでは,機械時計および電子時計の制御機構として,掛時計の振子とともにもっとも多く用いられた。初期の機械時計や和時計では,棒の両端におもりをつけた棒てんぷが用いられたが,ひげぜんまいがなく固有の振動数をもたない点で現在のてんぷとは異なる。現在のようなてんぷは17世紀,オランダのC.ホイヘンスの考案によるといわれている。…

※「棒てんぷ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む