世界大百科事典(旧版)内の棒雑巾の言及
【雑巾】より
…約30cm四方の木綿布を数枚重ねて刺子(さしこ)にしたものが代表的だが,このような雑巾が使われだすのは江戸時代中ごろからである。鎌倉時代ごろまではおもに棒雑巾が使われていた。長柄の先につけた30cmほどの横木に長さ50cmくらいの布をとりつけたものだが,これを当時何とよんでいたかは不明である。…
【掃除】より
…このうち,ほうき,ちりとりは古くから使われたが,はたきは江戸時代になってからである。雑巾も古くは棒雑巾で,手で拭く雑巾が主になったのは室町ごろからのようである。棒雑巾は長柄の先端に30cmほどの横木をつけ,ここに長さ50cmくらいの布をとりつけたもので,鎌倉時代ごろまでは室内の拭き掃除にはこの棒雑巾がおもに使われていた。…
※「棒雑巾」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」