… 他方では,別業と文芸,あるいは研究と創作,のように複領域にわたる仕事をそれぞれ十全にとげたいという考えから,創作などにペンネームをつらぬく作家たちが登場した。医学者森林太郎が文学活動では鷗外でありつづけたのは初期の例であり,大正期以降には木下杢太郎(詩・小説等)=太田正雄(医師)や釈迢空(短歌)=折口信夫(民俗学者)がおり,現代では辻井喬(詩人)=堤清二(実業家)などをあげることができる。 文芸の資本主義化が成熟すると,今度は2人の作家が一つのペンネームで発表を続けたり(アメリカ推理作家E.クイーン),一作家が二つのペンネームで異なる作風のシリーズを続けたり(イギリス推理作家ディクソン・カー=カーター・ディクソンなど)する多作家が現れる。…
※「森林太郎」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...
12/17 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新