世界大百科事典(旧版)内の植物文の言及
【文様】より
…輪宝は法(ダルマ)もしくは説法,菩提樹(ぼだいじゆ)は成道(じようどう),仏塔は涅槃(ねはん)を意味していた。漢訳仏典《四分律(しぶんりつ)》によると,仏塔には籐(とう)(唐草)や葡萄蔓(ぶどうまん)(葡萄唐草),蓮華(れんげ)などの植物文様がほどこされていたこともわかる。仏教寺院では,堂塔や尊像などを装飾することを〈荘厳(しようごん)〉というが,これはサンスクリットのビューハvyūhaの漢訳語で,〈飾る〉という意味である。…
※「植物文」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」