世界大百科事典(旧版)内の植物生長調節物質の言及
【植物ホルモン】より
…これら合成物質,および微量で植物ホルモン様活性を示す物質ではあっても必ずしも植物界に普遍的でないものをも含めた場合には,植物調節物質plant regulatorという名称が使われる。植物の生長に影響を与える物質という意味に力点を置いた場合には,同義語としてそれぞれ植物生長ホルモンplant growth hormoneおよび植物生長調節物質plant growth regulatorまたは植物生長物質plant growth substanceという言葉が用いられる。植物学の世界でホルモンという言葉が最初に使われたのは1909年のことで,ドイツのフィッティングH.Fittingがランの花粉の抽出物が子房の拡大生長(単為結実)を引き起こすことを見いだし,この抽出物中に作用物質が存在すると考え,ホルモンと名付けた。…
※「植物生長調節物質」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」