楊靖宇(読み)ようせいう

世界大百科事典(旧版)内の楊靖宇の言及

【吉林[省]】より

…また省内の20以上の県に武装農業移民が入植し,中国農民の土地を取りあげて入植地とした。このような日本の支配に抗して,楊靖宇(1905‐40)らは反満抗日の運動を展開し,長白山地の峻険な地形と密林を利用しつつ,日本軍の討伐に頑強な抵抗を示したし,延辺地区では金日成らが,朝鮮独立運動を推進した。延辺地区には,朝鮮に対する日本の植民地統治政策の結果土地を奪われて流入した人々が多かっただけに,独立運動(朝鮮光復運動)の本拠として大きな役割を果たしたのである。…

【通化】より

…解放後58年より製鉄所が建設され,機械,化学,製材,紡織,製紙工場が立地,またヤマブドウを原料とするブドウ酒が有名。市内に抗日聯軍の指揮者で壮烈な戦死をとげた楊靖宇を記念する靖宇陵園がある。【河野 通博】。…

【東北抗日聯軍】より

…満州事変後,東北では自然発生的に多数のゲリラが生まれたが,36年に中国共産党が統一戦線の立場から連合軍に組織した。第1軍総司令は有名な楊靖宇(1905‐1940)。翌年には兵力4万~5万を数えた。…

※「楊靖宇」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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