世界大百科事典(旧版)内の楽器法の言及
【管弦楽法】より
…管弦楽を作曲する際に,個々の楽器の特性を考慮しながら音色効果に対する作曲家のイメージを実現する方法,さらにはその技術論をさす。楽器法instrumentationと同義に扱われることもあるが,楽器法が広く個々の楽器の性能とさまざまな音色を効果的に選択,結合する技術一般にかかわるとすれば,管弦楽法orchestrationは歴史的観点から,特に17世紀中期以降の,使用楽器が指定された比較的大規模な管弦楽曲に関して言われる。ただし,もともと鍵盤楽曲や室内楽,歌曲として発想された作品を管弦楽化する場合は編曲といい,一般には管弦楽法の語は用いられない。…
※「楽器法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」