構成要件標準説(読み)こうせいようけんひょうじゅんせつ

世界大百科事典(旧版)内の構成要件標準説の言及

【犯罪】より

…ある住居に侵入して宝石,衣類,現金を窃取したとき,住居侵入罪のほか何個の窃盗罪が成立し,これらの犯罪はいかに処断されるか,を決定するのが罪数論である。犯罪の単複を決定する基準としては,行為標準説,結果標準説,犯意標準説等が唱えられたが,現在では,構成要件標準説が通説・判例となっている。 同説によれば,刑罰法規の定める構成要件を1回充足する事実が発生したとき1罪が成立する。…

※「構成要件標準説」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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