構造‐機能理論(読み)こうぞうきのうりろん

世界大百科事典(旧版)内の構造‐機能理論の言及

【社会】より

…高田は,この共存の欲求には2種類のものがあるとし,その一つは他者との結合それ自体を求める〈結合のための結合〉,もう一つは目的達成のための手段として他者との結合を求める〈利益のための結合〉であるとして,上記の両説をそれぞれ位置づけた(《社会学概論》初版1922,改訂版1950)。 現代の社会学説としては,T.パーソンズマートン,レビーMarion J.Levyらの機能理論functional theoryないし構造‐機能理論structural‐functional theoryが代表的である。これらの学説における考え方のだいたいの傾向は次のようなものである。…

【社会人類学】より

…社会人類学とは何であるかを説明するとき,最初に問題となるのは文化人類学との関係,または相違である。社会人類学を一つの学問分野と考えると,それには二つのとらえ方がある。一つは,社会人類学は考古学や言語学を含んだ広義の文化人類学の一部門であるとするもの,もう一つは,文化とそのさまざまな現れを研究対象とする文化人類学に対し,社会関係や社会構造を問題とする別個の学問分野であるとするものである。前者は主としてアメリカの文化人類学におけるとらえ方であり,後者はイギリスの社会人類学者に多い見方である。…

※「構造‐機能理論」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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