世界大百科事典(旧版)内の様態説の言及
【キリスト論】より
…それは父なる神の独一の働きを強調するもので,〈養子説〉と〈天父受苦説patripassianism〉とがある。前者はユダヤ教にさかのぼるもの,後者は子の姿は父の様態にすぎないとする〈様態説modalism〉に対してテルトゥリアヌスが与えた論争語である。アリウスはキリストの従属性を強調して,父と子の〈同質〉を主張するアタナシオスとの間に大論争を行った。…
※「様態説」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」