世界大百科事典(旧版)内の権利行使の言及
【権利濫用】より
…法律によって付与されている権利を,その認められる社会的な意義ないし目的を逸脱して行使すること。たとえば,自分に固有の利益がないのに,他人を害する目的で権利を行使するのは,実質的政策的配慮から権利の濫用として違法とされ,権利行使としての法律上の効果を生じないものとされる。権利の行使を,ただ権利だけからというだけで無制限に認めると,個別具体的な事情のいかんによっては,必ずしも妥当な結果をもたらさないことがある。…
※「権利行使」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」