世界大百科事典(旧版)内の権力の理論の言及
【コミュニケーション】より
…また,政策決定者が〈情況の定義〉を行う場合,それを基礎づけるのはコミュニケーションの流れそのものである。第2次大戦後の行動科学の発展のなかで多くの政治学者が〈権力の理論〉から〈コミュニケーションの影響力の理論〉への転換を説いた。サイバネティックスを政治学に応用したドイッチュKarl Wolfgang Deutsch(1912‐92)は,伝統的な権力の研究を排し,国家や国際政治をコミュニケーションの過程とシステムと考えた。…
※「権力の理論」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」