世界大百科事典(旧版)内の横筌の言及
【うけ(筌)】より
…捕獲対象の魚種によって大きさや形は多様であり,その名称も〈胴〉など地域によっていろいろであった。最も普遍的に使用された横筌について構造をみると,竹や樹枝などの細棒を縄や蔓などで編んで筒状にし,その一方を緊縛し他の一方に口を設け,そこから入った魚が脱出できないように漏斗状の〈かえし〉などを付けている。筌への魚族誘致の方法は,(1)強制ならびに迷入陥穽装置と連結せしめての誘導,(2)餌料などによる誘惑,(3)魚族の習性に応じてその好む状況を人工的に作っての誘致に分けられる。…
※「横筌」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」