樽のディオゲネス(読み)たるのでぃおげねす

世界大百科事典(旧版)内の樽のディオゲネスの言及

【ディオゲネス[シノペの]】より

…ギリシアの哲学者。キュニコス(犬儒)学派の代表的人物で,いわゆる〈樽のディオゲネス〉として知られる。若いころ黒海沿岸のシノペSinōpēで贋金作りをしており,発覚してアテナイに亡命したが,その後も精神的な意味での贋金作り,つまり公認の価値と異なった価値の創造を行ったといわれている。…

※「樽のディオゲネス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」