檳榔毛車(読み)びろうげのくるま

世界大百科事典(旧版)内の檳榔毛車の言及

【牛車】より

…牛にひかせる乗用車。平安時代以降おもに公家が用いた。構造や装飾の違いにより多くの呼称があり,乗る人の位階・家柄や公私用の別などによって用いる車の種類が定まっていた。宮城内に車を乗り入れることは禁じられていたが,〈牛車の宣旨(せんじ)〉を賜って許可された者は特別に車に乗って宮城門を出入りできた。装飾が華美に過ぎたり身分の下の者が乗用したりすることがあったので,しばしば過差禁止の対象となり禁令が出された。…

【ビロウ(蒲葵)】より

…日本の暖地に自生するヤシ科の高木で,高さ20mに達する(イラスト)。葉柄は長さ2mに達し,下部には2列の逆とげがある。葉は腎状扇形で掌状に中裂または深裂し,直径1mくらい,裂片は細長く,幅1.8~2m,頂端は細長くとがり2深裂して下垂する。春,葉腋(ようえき)から長さ1mくらいの円錐花序を出し,多数の黄緑色の小さい花をつける。果実は核果で,楕円形または倒卵形で,長さ1.5cmぐらい,青磁色に熟し,なかに1個の種子を有する。…

※「檳榔毛車」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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