櫓主(読み)やぐらぬし

世界大百科事典(旧版)内の櫓主の言及

【座元(座本)】より

…江戸時代の歌舞伎の興行権を持つ者の称。櫓主,太夫元ともいう。江戸では,1624年(寛永1)に猿若(中村)勘三郎が幕府に願い出て,中橋での興行を許されたのが座元の始まりで,以後,都伝内,村山又三郎,山村小兵衛(長太夫),河原崎権之助,森田太郎兵衛,玉川新十郎がそれぞれ劇場を立てて座元となった。…

【名代】より

…江戸時代,歌舞伎,人形浄瑠璃などの興行権を所有した名義人。櫓主(やぐらぬし)ともいう。これらの興行では,その創始期に公儀へ願い出て許可を得た者の名義が登録され,以後この名義で櫓を上げ興行することができた。…

※「櫓主」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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