世界大百科事典(旧版)内の欧文モノタイプの言及
【モノタイプ】より
…1885年にアメリカのランストンTolbert Lanstonが発明した機械で,鋳植機の一種であるライノタイプが1行分ずつ鋳造するのに対し,1字ずつ鋳造し植字して版を組む機構であるので,モノ(1個)タイプ(活字)の意をとり商品名とした。これはいわゆる欧文モノタイプであるが,日本では邦文モノタイプと称して和文を鋳造し植字する機械があるが,単にモノタイプということもある。いずれも,活字を1本ずつ拾って組む手組みに比べ,高能率で活字組版を作ることができ,活版工程を機械化するうえで重視されているが,文字組版の自動化としてはしだいに電算植字法に移行しつつある。…
※「欧文モノタイプ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」