世界大百科事典(旧版)内の正大先達の言及
【当山派】より
…金峰山(きんぷせん),大峰山をはじめとして,熊野三山,葛城山を修行の根本道場とした。聖宝の金峰山復興と入峰(にゆうぶ)修行がもとになり,その跡を慕う近畿地方の真言系山岳寺院の修験者が相寄って〈大峯正大先達(せんだつ)衆〉の集団を結成した。伝えによれば,この正大先達は聖宝が大蛇を退治して入峰を再興した際に供奉(ぐぶ)した36所の先達であり,これらは醍醐天皇の勅願寺であったともいうが,実際のところは明らかでない。…
※「正大先達」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」