世界大百科事典(旧版)内の正常結晶粒成長の言及
【再結晶】より
…加工した材料を焼きなますと,転位のもつれあった構造から1μm程度の微細な結晶粒(亜結晶粒)の組織が生成し(回復),次いで少数の亜結晶粒の選択的な成長によって数十μm程度の結晶粒の組織が生成する(1次再結晶)。さらに小さい結晶粒が大きい結晶粒に食われ,結晶粒の平均寸法が増大する(正常結晶粒成長)。このとき少数の結晶粒のみが成長して数mm以上にもなる巨大結晶粒の組織が形成されることがある(2次再結晶)。…
※「正常結晶粒成長」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」