正準交換関係(読み)せいじゅんこうかんかんけい

世界大百科事典(旧版)内の正準交換関係の言及

【交換関係】より

…交換子が0であるとき,ABは交換可能であるという。もっとも重要な交換関係は,座標と運動量との間の正準交換関係であり,粒子の座標を(x,y,z),運動量を(px,py,pz)としたとき,[x,px]=iħ/2π,[y,py]=iħ/2π,……,[x,y]=0,[px,py]=0,……が成立する(ただしħはプランク定数をhとしてh/2πである)。これらの関係式によって種々の物理量の関係が規定される。…

【量子力学】より

…(1)その演算子の固有値がすべて実数になる,(2)その演算子の固有関数が任意のψtを展開できるだけ十分にたくさんある(完全系をつくる)こと。
[正準交換関係]
 一般に二つの演算子の積はその順序によって働きが違う。たとえば,位置座標と運動量の演算子の場合,となり,演算の結果に, (xx)ψ=-iħψだけの差がでる。…

※「正準交換関係」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む