世界大百科事典(旧版)内の正準運動方程式の言及
【解析力学】より
…このq1,q2,……,qfを一般化座標と呼び,一般化座標を用いて論ぜられるのが解析力学の特徴である。座標
[正準運動方程式]
現代の物理でいう力学系とは広義概念の運動方程式 に従う体系を指すことが多いが,解析力学ではその特別な場合,すなわち時間の2階常微分方程式を備えている場合に限定される。(1)において右辺の電磁場が時間変数tを座標を通して以外直接含まぬ場合(このとき(1)の力学系は自律系と呼ばれる),tを-tに,Bを-Bに変えても方程式は不変である。…
【ハミルトン関数】より
…通常正準座標q1,q2,……,qfとそれに対する正準運動量p1,p2,……,pfおよび時間tの2f+1個の独立変数の関数としてH(p1……pf,q1……qf,t)のように表されるものをハミルトン関数という。運動法則はこれを用いることにより,と書き表される(この方程式を正準運動方程式,あるいは単に正準方程式という)。例えば質点mの一方向の運動方程式,は,ハミルトン関数,から正準方程式,によって導かれることを見るのは容易である。…
※「正準運動方程式」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」