世界大百科事典(旧版)内の正統バラモン教の言及
【インド哲学】より
…一方ジャイナ教では,1世紀ころまでに白衣派と空衣派の2派に分裂したが,体系化の風潮の中で,空衣派のクンダクンダKundakundaや白衣派のウマースバーティらがジャイナ教義の体系化に貢献し,七原理の説や七句表示法が確立した。正統バラモン教においても哲学学派が確立し,インド思想潮流の主流を形成した。仏教,ジャイナ教のように,ベーダ聖典の権威を認めない非正統派に対して,なんらかの意味でその権威を認める正統派にはいわゆる六派哲学がある。…
※「正統バラモン教」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」