世界大百科事典(旧版)内の正頭の言及
【人頭税】より
…島津侵入事件(1609)後の近世に入ると人口調査が実施され,年齢による賦課制度に変化した。すなわち,かぞえ15~50歳の男女を〈正頭(しようず)〉,それ以外の男女および身体障害者を〈頭迦(ずはずれ)〉と称し,〈正頭〉をもって賦課対象とする制度となった。〈正頭〉はさらに上(21~40歳),中(41~45歳),下(46~50歳),下々(15~20歳)の4等級に区分され,これに各村の生産力水準を上・中・下の3等級に区分する〈村位(そんい)〉を加味して1人当りの税負担を決定した。…
※「正頭」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」