世界大百科事典(旧版)内の歴史的浮彫の言及
【ローマ美術】より
…肖像彫刻も自然主義的要素が加わり,一定の理想化が行われるようになる。現実の情景を表す〈歴史的浮彫〉が出現するのもこの時代からであり,《カンチェレリア宮殿の浮彫》やトラヤヌスの記念柱(ローマ)において頂点に達する。一方,イリュージョニズムも現れ,ティトゥスの凱旋門(ローマ)の浮彫は,その表現法が共和政期の美術の伝統に基づくことを示している。…
※「歴史的浮彫」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」