世界大百科事典(旧版)内の《死亡表に関する自然的および政治的諸観察》の言及
【グラント】より
…ロンドンに生まれ,商人であったが,著書《死亡表に関する自然的および政治的諸観察》(1662)によって,統計学の創始者の一人に数えられる。本書は,当時教会が毎週発表していた,埋葬届に基づく死亡表や出生記録を分析して,人間の出生,死亡に統計的規則性が存在することを提示したものである。…
【生命表】より
…しかし,近代的な意味で初めて生命表を作ったのは,統計学の一大潮流の一つであるイギリスの政治算術学派の生みの親でもあるJ.グラントであるといわれる。彼は1662年《死亡表に関する自然的および政治的諸観察》を公刊した。この中に生命表の主軸となる年齢別死亡生存表などをみることができる。…
※「《死亡表に関する自然的および政治的諸観察》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」