《死者の国への旅》(読み)ししゃのくにへのたび

世界大百科事典(旧版)内の《死者の国への旅》の言及

【イヨネスコ】より

…《無給の殺し屋》(1959)を転機に,主人公ベランジェを中心に展開する多幕物に進み,初期作品で失われていた物語性を回復し,《犀(さい)》(1958)の成功を経て《渇きと飢え》(1966)がコメディ・フランセーズで上演され,70年にはアカデミー会員に選ばれる。以後も優れた戯曲を書き続け,《死者の国への旅》(1981)は,多様な作劇術を駆使して,それまでの一貫した主題であった存在の不安と死の恐怖を内省的自伝的夢幻的次元で集大成した詩的作品として高く評価されている。このほか,演劇論集《ノートと反ノート》(1962)や短編小説集《大佐の写真》(1962)があり,劇界に大きな影響を残している。…

※「《死者の国への旅》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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