世界大百科事典(旧版)内の殺菌効果の言及
【化学療法】より
…ウイルスに対する化学療法はいちばん遅れており,チオセミカルバゾン誘導体(マルボラン),ハロゲン化ヌクレオシド,ホスホノ酢酸,ベンズイミダゾール誘導体などがそれぞれ特定のウイルス疾患に用いられるが,いずれも試験的段階のもので,本格的な開発は今後に残されている。
[作用機序]
化学療法剤には,その種類や濃度に応じて菌を殺す場合(殺菌効果)と,単にその分裂増殖を阻止する場合(静菌効果)とがある。いずれにせよ,薬剤は菌の代謝過程の微妙な点に作用して上記の効果をもたらす。…
※「殺菌効果」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」