世界大百科事典(旧版)内の母指球の言及
【手】より
…各指の先端には〈つめ〉がある。手掌のうちで母指と小指とに相当する部分はともに盛りあがっていて,これをそれぞれ母指球,小指球と呼ぶ。また各指の末節の掌面中央部(指腹,指の腹)と第2~5指の基部で隣りあう指の間の手掌の皮膚はまるくふくよかに高まり,それぞれ指球または指尖(しせん)球,および指間球または中手指節球と呼ぶ。…
【手相学】より
… 人の手掌にはギリシア人が感情線,頭脳線,生命線と命名した3本の基本線条があるが,その成立ちはそれぞれちがっている。母指を曲げたり小指の方向に引きよせる短母指屈筋,母指内転筋,母指対立筋が母指球と呼ばれる膨らみをつくり,母指を包んで手を握る際に母指球の辺縁部に生命線を深く刻む。この線条は筋肉が造ったものである。…
※「母指球」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」