世界大百科事典(旧版)内の比叡平の言及
【比叡山】より
…ほとんど全山が琵琶湖国定公園に属する。 南部の比叡平(大津市)は花コウ岩からなる標高300~400mの小起伏面で,現在宅地開発がすすめられているが,崖崩れや雨による土壌浸食など防災面での問題が残っている。【井戸 庄三】
[歴史]
もとは大比叡神,小比叡神をまつる山岳信仰の山であったが,715年(霊亀1)ころ藤原武智麻呂が禅院をたて,その後788年(延暦7)に最澄がこの地を修行の場として一乗止観院を建立して以来,天台宗の本拠地となった。…
※「比叡平」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」