六訂版 家庭医学大全科 「毛巣瘻」の解説
毛巣瘻
もうそうろう
Pilonidal sinus
(直腸・肛門の病気)
どんな病気か
腰にある
原因は何か
先天説と後天説とがあります。
先天説は、胎生期に受精卵から臓器ができあがっていく経過で不具合が原因となるものです。
これに対し、後天説は体毛の皮膚への刺入が原因で、
多くがホルモン活動の活発な20代までに発症し、男女比は3対2といわれています。しかし、最近の日本では男性の発症が増加し、女性は30%程度です。
症状の現れ方
肛門後方から仙尾部の正中線上に
治療の方法
根治的には外科的切除が原則です。術後に縫合
手術は瘻孔切除と創縫合が基本ですが、創が治りにくいので、皮膚を縫う場合に次のような工夫がされています。
①切除単純閉鎖法
②Z型
③皮膚のローテーション・フラップ法
④
松田 保秀
出典 法研「六訂版 家庭医学大全科」六訂版 家庭医学大全科について 情報