世界大百科事典(旧版)内の毛皮交易の言及
【オジブワ族】より
…言語はアルゴンキン語族に属する。白人との毛皮交易の影響を最も強く受けた部族の例である。もと五大湖地方中部に居住し,狩猟,漁労活動に従事していた。…
【毛皮】より
…毛皮類はすでにキエフ時代(9~12世紀)の初期からバルト海経由で西ヨーロッパに,ボルガ川・カスピ海経由で東方諸国に,ドニエプル川・黒海経由でビザンティン帝国などに広く輸出されていた。13世紀に始まるモンゴル支配期にも毛皮交易は断絶しなかった。13~15世紀を通じて,ロシア毛皮はハンザ商人によるバルト海貿易の主たる取引品目であり,ノブゴロドにあるハンザ商館からドイツ諸都市やフランドルに搬出された毛皮(とくにリス毛皮)は毎年数十万枚に達した。…
※「毛皮交易」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」