世界大百科事典(旧版)内の民俗分類の言及
【認識人類学】より
…69年にはタイラーS.A.Tylerが編集した《認識人類学Cognitive Anthropology》が出版され,以来,認識人類学の名称が定着した。研究対象の範囲は,当初の動植物など自然物の民俗分類から,さらに色,地勢,人体,空間,時間,食物,天体,方位,霊的存在,儀礼,親族名称,呼称,命名など,社会的,宗教的な存在・事象の民俗分類をも含んだものに拡大されてきた。 民俗分類における論理形式として主要なものには,まず,差異化と包摂関係によって分類される意味配列の一形式としてのフォーク・タクソノミーfolk taxonomyがある。…
※「民俗分類」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」