世界大百科事典(旧版)内の民同派の言及
【国労】より
…それだけに,同期のアメリカの占領・労働政策,日本の政治勢力に大きく揺り動かされ,容共と反共の二つの立場からの組合指導権の争奪戦がくり返されることになる。しかし49年の10万人余の大量首切り,翌50年のレッドパージなどの攻撃のなかで左派勢力は後退し,民同派(社会党系)の主導が定着した(民同運動)。50年代以降低迷を続けていた国鉄の労働運動は,56年の春闘発足,57年新潟闘争(国鉄新潟闘争),58年警職法反対闘争,60年安保改定阻止闘争等々,賃上げ闘争のみならず政治闘争を含めて活発になり,国労は日本労働運動の中核組合となった。…
※「民同派」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」