《民族的エネルギーの小説》(読み)みんぞくてきえねるぎーのしょうせつ

世界大百科事典(旧版)内の《民族的エネルギーの小説》の言及

【バレス】より

…文学活動と並行してブーランジェ将軍派の代議士としての政治活動も活発に行い,パナマ運河事件,ドレフュス事件などでは,国家至上の立場に立った。どんな人間も民族や国土から孤立すれば無価値となる,と考える彼は,《民族的エネルギーの小説Roman de l’énergie nationale》という総題の三部作,すなわち《根こそぎにされた人々》(1897),《兵士への呼びかけ》(1900),《彼らの顔》(1902)などの小説でその思想を鮮明にする。この国粋主義的傾向は最後の三部作《東方の砦》,すなわち《ドイツに奉仕して》(1905),《コレット・ボードーシュ》(1909),《ラインの精》(1921)においては,カトリック的神秘主義の色合いさえ見せている。…

※「《民族的エネルギーの小説》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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