世界大百科事典(旧版)内の民謡尺八の言及
【尺八】より
…明治初年から昭和30年ごろまでは外曲がとくに盛んだったため,明暗諸派の古典本曲はあまり知られない存在だったが,今日では尺八楽本来の曲種として大いに注目されつつある。 明治以後,尺八は各地の民謡の伴奏にも多用されるようになり,民謡尺八と呼ばれて上記各流とは別の存在になっている。また,尺八は大正時代以来の新日本音楽,新邦楽,現代邦楽でも主要な地位を占め,明暗流以外の各流の奏者がその方面で活躍しており,さらに現代では,歌謡曲,ジャズ,ポピュラー,映画などの伴奏などにも尺八が好んで用いられている。…
※「民謡尺八」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」