世界大百科事典(旧版)内の気泡写真フィルムの言及
【マイクロフィルム】より
…ジアゾフィルムはジアゾ化合物とカプラーを透明なフィルムベース上に塗布したもので,解像力,ドライ処理,安価などの特徴を有し,短期保存主体の活用フィルムとして利用される。ベジキュラーフィルム(気泡写真フィルム)はジアゾ化合物を可塑性樹脂の中に分散させ,透明な支持体上に塗布したもので,プリント時の露光でジアゾ化合物が分解して生じた微細な窒素ガスが加熱により膨張して気泡となり,これを投影した場合,気泡部に光の散乱が起こり,写真像を形成する。【高橋 通彦】。…
※「気泡写真フィルム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」