世界大百科事典(旧版)内の気管支性転移の言及
【シューブ】より
…結核の進展様式に用いられる言葉で,〈階段状に〉という意味のドイツ語schubweiseを簡略化した慣用語である。結核の進展の様式にはリンパ行性転移,血行性転移,管内性転移の三つの様式があるが,肺結核においては,管内性転移の一つである気管支性転移により進展する場合が多い。すなわち,結核性空洞から散布された結核菌は気管支を経て,一般に肺の上から下へ,後方から前方へと進展し,ときには対側肺にも新しい病巣を形成する。…
※「気管支性転移」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」