世界大百科事典(旧版)内の水利秩序の言及
【水利権】より
…慣行水利権は,江戸時代に成立した水利慣行に根拠を置いている。日本の水田農業の水利慣行の多くは,江戸時代に入って大河川下流部の平野に大規模な灌漑施設が造成されていく過程で,限られた水資源を同一水系内で利用する方法(水利秩序)として,まずつくられた。その後,この水利秩序は,同一水系内での水利紛争などを経るなかで,江戸中・末期に水利慣行として確定したといわれている。…
※「水利秩序」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」