世界大百科事典(旧版)内の水戸藩天保改革の言及
【常陸国】より
…編纂に当たった学者では,前期の安積澹泊(あさかたんぱく),佐々十竹,栗山潜鋒,三宅観瀾,後期の藤田幽谷,藤田東湖,会沢正志斎らが名高い。会沢の《新論》,東湖の《弘道館記述義》の2著は,水戸学の代表的文献で,水戸藩天保改革の思想的裏づけとなり,また幕末尊攘運動の指導理念ともなった。水戸藩校弘道館は,天保改革の一環として設立されたもので,文武医にわたる総合的な教育が行われ,全国最大の規模をもつ。…
※「水戸藩天保改革」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」