世界大百科事典(旧版)内の水晶細工の言及
【イスラム美術】より
…木工全般にわたる装飾モティーフとしては,植物文(葡萄唐草,パルメット,花文),幾何学文,アラベスク,鳥獣文,人物文(狩猟,奏楽,舞踊)などが数えられる。
[水晶細工]
硬玉,軟玉のなかでも,冷たい感触をもち曇りのない水晶がとりわけ好まれ,護符,印章,装身具(ペンダントなど),チェスの駒,水さし,盃,ランプ,および香水瓶,マスカラ用の瓶など各種の容器が作られた。水晶の成形や装飾には,主として,鋸,鑿,弓錐などが使用されたと考えられる。…
※「水晶細工」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」