水野文相優諚問題(読み)みずのぶんしょうゆうじょうもんだい

世界大百科事典(旧版)内の水野文相優諚問題の言及

【水野錬太郎】より

…1912年貴族院議員に勅選,翌年内務次官。政友会系の官僚の旗頭として寺内正毅,加藤友三郎,清浦奎吾(けいご)各内閣の内相,朝鮮総督府政務総監を務め,26年政友会に入党し田中義一内閣の文相に就任したが,久原房之助の入閣に反対して水野文相優諚問題(水野が優諚降下を理由に文相留任を声明したが,累を皇室に及ぼしたとして非難を浴びた)を起こし辞任。その後も政友会系の内務官僚の中心として,民政党系の伊沢多喜男と勢力を競っていたが,35年岡田啓介内閣の審議会委員となり党議に触れて離党。…

※「水野文相優諚問題」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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