世界大百科事典(旧版)内の水電解槽の言及
【水電解】より
…この場合の両極での反応は, (陽極) 2OH-―→H2O+1/2O2+2e- (陰極) 2H2O+2e-―→H2+2OH-全反応はH2O―→H2+1/2O2で,室温における理論分解電圧は1.23Vである。工業的な水電解槽の最も典型的なものは図1のとおりで,アスベスト隔膜で電解槽を2室に仕切り,両室に鉄の電極を入れ,一方を陽極,他方を陰極にして電気分解を行う。この場合,電解槽も電極も鉄板ならば両者を兼ねさせてよく,図のbはこのような考え方で,電極兼用の浅い箱2個をつくり,間にゴムのような絶縁体とアスベスト隔膜をはさんで締めつけて電解槽をつくる。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」