水面貫通翼型水中翼船(読み)すいめんかんつうよくがたすいちゅうよくせん

世界大百科事典(旧版)内の水面貫通翼型水中翼船の言及

【水中翼船】より

…船体下部の前後に,支柱(ストラット)によって取り付けられた水中翼をもち,水中翼の発生する揚力により船体を水面上に浮揚させて航走する船。水中翼をもつ船は,1861年にイギリスで初めて浮上航走したといわれ,1919年には,約70ノットの高速力を出した記録がある。近年の実用船では経済性などの理由により,船速は35~60ノット程度である。 水中翼(ハイドロフォイルhydrofoilという)の断面形状は流線形で,流れに対して迎え角をもつように航走すると,飛行機の翼と同じように,翼の上下面の圧力差により揚力を発生する。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」