水飲み場型攻撃（読み）ミズノミバガタコウゲキ（その他表記）watering hole attack／water holing

水飲み場型攻撃の基本概念

• サイバーセキュリティにおいて、水飲み場型攻撃は特定のウェブサイトに悪意のあるコードを仕込む手法です。
• ハッカーはターゲットがよく訪れるサイトを特定し、そのサイトにマルウェアを仕込んで水飲み場型攻撃を行います。
• 企業の従業員がアクセスするサイトが水飲み場型攻撃のターゲットになることが多いです。
• 従業員が感染サイトにアクセスすると、水飲み場型攻撃によりマルウェアがダウンロードされます。
• この攻撃手法は、ターゲットが特定のウェブサイトを頻繁に利用することを利用しているため、水飲み場型攻撃と呼ばれます。

水飲み場型攻撃の対策

• 企業は水飲み場型攻撃を防ぐために、従業員に対して安全なインターネットの使用方法を教育する必要があります。
• 最新のウイルス対策ソフトを導入することが、水飲み場型攻撃に対する有効な対策の一つです。
• ウェブサイトの所有者は、水飲み場型攻撃を防ぐために、セキュリティパッチを定期的に適用する必要があります。
• 水飲み場型攻撃の兆候を早期に発見するために、ネットワークトラフィックを監視するツールを利用することが重要です。
• 従業員に対して、信頼できるサイトのみを利用するよう指導することが、水飲み場型攻撃のリスクを軽減します。

水飲み場型攻撃の事例

• ある企業の従業員がよく利用する業界ニュースサイトが水飲み場型攻撃の標的となり、複数の端末が感染しました。
• 政府機関の職員がアクセスする特定のフォーラムサイトが水飲み場型攻撃を受け、重要なデータが流出しました。
• 大手企業の公式サイトがハッキングされ、水飲み場型攻撃の温床となってしまいました。
• 教育機関のポータルサイトが水飲み場型攻撃の標的となり、多数の学生の個人情報が漏洩しました。
• 金融機関の従業員が頻繁に利用する金融ニュースサイトが水飲み場型攻撃により感染し、顧客情報が危険にさらされました。