世界大百科事典(旧版)内の求肥あめの言及
【あめ(飴)】より
…白あめを色とりどりに染めて目,口,鼻,眉毛などにして組み合わせ,かたく密着させて長く引きのばしたものである。加工あめは水あめに砂糖,デンプンなどを加えるもので,求肥(ぎゆうひ)あめ,翁あめ,有平糖その他種類が多い。求肥あめは白玉粉などのデンプンや砂糖などを水あめに加えて練りあげるもので,肥後の熊本や江戸のものが知られた。…
【求肥】より
…また,卵白,白あん,片栗粉を加えて雪平(せつぺい)にする。同じ材料の配合比を1対2対2にして水あめを多くしたものが求肥あめで,翁あめや朝鮮あめなどはこれである。牛のなめし革に似ているところからの名といい,はじめは牛皮,牛脾と書いていたが,のちに求肥の字があてられるようになった。…
※「求肥あめ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」